工作機械販売・圧縮空気清浄器・輸出・輸入・中薫フ売

 「圧縮空気清浄器」に寄せられた質問です


Q1圧縮空気清浄器「水とりくん」「油とりくん」「湿気とりくん」とは何ですか?

コンプレッサーから配送される圧縮空気中の水分・油分・湿気分を機械機器の直前で除去分離して、それらが要因と思われる機械の故障を防ぐ保全機器です。


Q2「水とりくん」「油とりくん」「湿気とりくん」の各機器の使用方法を教えて下さい?

「水とりくん」
フィルタがなく独自の衝突・遠心分離方式にて水分を除去します。
一般的にエアフィルターが使用される用途に使用下さい。

「油とりくん」
噴霧状の油分(0.01ミクロン)までも除去したい用途に使用下さい。
油分・水分除去率99・99%…………【マイクロミストフィルタ】

「湿気とりくん」
湿気(気化した水分)を除去したい用途に使用下さい。
水蒸気のみを排出し乾燥エアー【中空糸膜フィルタ】

(注) 「油とりくん」「湿気とりくん」は「水とりくん」と併設して下さい。
「水とりくん」で水分油分が殆ど分離除去されるので、大変効率的です。


Q3「水とりくん」でごみ等は取れますか?

防塵装置ではありませんが、5ミクロンまでは除去できます。


Q4「水とりくん」はノンフィルタと聞きますが、どのようなメリットがありますか?

メリット1:〔コストダウン〕導入後のフィルタ交換費用が必要なくなります。
メリット2:〔機能性・持続性〕フィルタタイプでは梅雨時期など一度に配管内の結露水がフィルタに流れ込むと飽和状態になり、除去性能が発揮しなくなり機械の故障の原因になれますが、「水とりくん」はノンフィルタで比重の差でサイクロンによる分離をしていますので、一度に配管内の結露水が流れ込んできても、確実に除去性能を発揮します。
メリット3:現在市場に出ているフィルタと組み合わせれば、フィルタの寿命を大幅に延ばします。一般の市販機器はフィルタ交換(5ミクロン)タイプです


Q5「水とりくん」の水滴分離性能を教えて下さい。

公的機関での試験報告書(湿度67%・室温27℃)での水とりくん通過後検査データによると3ミクロンまでは99.99%除去との結果が出ています。


Q6「水とりくん」の性能劣化はどの程度ありますか?

一般的なエアフィルター方式と違い、本体内部はノンフィルターなので基本的には性能は10年でも持続します。ただまれに配管等が古い場合サビ(異物)等がオートドレンのピストン中央穴に詰まる場合があります(予想される場合はDTドレン:自動兼手動排出を最初からご指定下さい。)のでその点は注意が必要です。


Q7「水とりくん」は冷凍式エアドライヤの代わりは出来ますか?

配管末端に取付け水分除去を行う機器で、コンプレッサーの直後に取付ける機器ではありません。(コンプレッサーで圧縮された直後の空気はかなりの高温で水蒸気分の含有率が高く、そこで水分除去しても水蒸気となって逃げた割合が末端に取付けた割合より多い為、その後の配管内で結露水が生まれるので、その場に取付けるのは効率的ではありません、この事を了承の上で設置して下さい。)

Q8配管末端(機械機器直前)に取付けるのはなぜですか?

目的は配管内の水分・油分(汚染物質)等を除去することです。故に結露のことを考えれば効率は配管末端がベストです。配管が分枝している場合は分枝元にも取付けると効果があります。


Q9「水とりくん」を既存の機械に取付けるにあたり、
既存のエアフィルターを取外した方が良いのでしょうか?

あえて取外さなくてけっこうです。フィルターを取替えて、「水とりくん」を既存フィルターの直前に取付ければ、効果はアップします。
新規で機械に取付ける場合は「水とりくん」のみでOKです。


Q10「水とりくん」の機種選択は何を基準とすれば良いのですか?

第一として端末で使用する機械機器の最大空気圧流量を目安として下さい。
わからなければ、配管径を選定目安とする場合があります又コンプレッサーの空気圧流量(吐出し量)で選定する事もあります。但しコンプレッサー馬力(1馬力:約100?/min)で選定は正しくもあるのですが、機械機器がエアブローのみの様な場合は経済的ではありません。


Q11「水とりくん」の最低定格流量・最低圧力はどのくらい必要ですか?

最低でも10リットル/min(SD-150) 30リットル/min(SD-500) 100リットル/min(SD-1200)と圧力1kgf/cm2はサイクロン分離なので必要です。


Q12圧力1kgf/c㎡(0.1Mpa)以下・定格流量がほとんどない場合はなにか良い製品はありますか?(圧力と最低流量がない場合は水とりくんは適用外です)

「湿気とりくんフィルタ」と呼んでいる製品が【中空糸膜フィルタ】で可能です。


Q13圧力損失を0.5kgf/c㎡以下にしたいのですが方法はありますか?

選定機種をもう一つ上のランクにして下さい。


Q14「水とりくん」の本体の材質は何ですか?

SD-1200まではアルミダイキャスト製です。
SD-2000はスチール製です。


Q15「水とりくん」のDTドレン(オプション)はどんな機能ですか?

標準のAD-32型はフロート式のオートドレンですが、取付け環境が例えば粉塵が多いところでは、手動操作で任意に排出が可能なDTドレンを推奨します。


Q16エア圧力が低下すると性能も低下してしまいますか?

カタログ上の範囲であれば低下しません。

Q17「水とりくん」の取付け位置から先の結露水も除去したいが方法はありますか?

エアブローであれば「ウエットキャッチ」というエアガンにフィルタを付けた製品があります。機械組込み式ではiラインドライヤという葉巻型のインフィルターの製品(0.01ミクロン)があります。


Q18「水とりくん」で脱臭・除菌は可能ですか?

基本的には用途外です。目的別のフィルターがありますのでそれを利用ください。
油とりくん(活性炭フィルタ) 湿気とりくんフィルタ(バクテリア除去)と組み合わせて使用して下さい。


Q19「油とりくん」の差圧ゲージの緑と赤は何を表しているのですか?

フィルタータイプの製品で一番気になるのが、フィルターの交換時期です。
一般的には取付け後、差圧0,07MPaで交換としていますが、目で見てわかる様に、赤に針が動いていれば、フィルターの交換時期です。


Q20「油とりくん」のフィルター交換は簡単ですか?

他社製品の殆どがボルト等をゆるめての交換ですが、弊社「油とりくん」はワンタッチで約10秒くらいで交換できますので作業工具はいりません。


Q21「油とりくん」「湿気とりくん」は単体でも効果はありますか?

それぞれの役割用途に使用すれば効果はあります。
経済的に許されれば「水とりくん」を併設したほうがフィルターの長寿命化につながりますし、噴霧上の水分も捕集除去できるので「水とりくん」とセットでの取付けを推奨します。


Q22「油とりくん」を取付けして油分除去の確認方法はありますか?

レベルゲージで確認できます。取付けて日数が経過してない場合はカバーをはずして内側を手でなぞって見て下さい。(濡れ具合でレベルを判断します)
0,01ミクロンの噴霧上の油分・水分を99,99%除去できる性能、オートドレン・差圧ゲージ・ドレン量の確認ができる機能付きは導入されたユーザー様に安心を提供でき、製品の品質向上につながります。


Q2350馬力・100馬力のコンプレッサーに接続した
大容量の圧縮空気内の水分・油分用の水とりくんは製作可能ですか?

現在では「水とりくん」はカタログ仕様(2.5 m3)の範囲内です。
それ以上は「油とりくん」の開発メーカ“ハンキソン”の製品を推奨しています。
ダブルフィルタ方式(エア3ミクロン・油0.01ミクロン「ハルク」)2本接続ろ過方式です。
この製品はエアードライヤの後、ブロック分けされた配管上に取付けます。


Q24取付け方法の指定はありますか?

機器のエアの取り入れ口とエアの取り出し口を確認して配管に接続し、重力方向(タテ、垂直)に、使用する機械のエアの取り入れ口の手前に取付けて下さい。


Q25取付け金具はありますか?

「水とりくん」「油とりくん」「湿気とりくん」の標準の金具(有料)は準備しています。


Q26コンプレッサー・圧力計・レギュレータ・ルブリケータも取り扱ってますか?

必要に応じてご相談していただければ、各メーカー品を提供しております。


Q27配管径と製品の接続口径が異なるのですがどうすればよいですか?

市販の接続金物エルボ・ブッシュには様々のタイプがありますので(左右異口径)合った製品をお求め下さい。
原則的には機器本体のみでのご提供となっていますので、接続口径に合った接続エルボ・金具・ホーズは購入される側で調達願います。但し各ブラケット及び「水とりくん」+「油とりくん」の中間接続キットは有償ですが用意しております。


Q28購入する場合はどこで手に入りますか?

基本的には弊社に登録されている機械工具販売店様を経由して流通しております。機械製造メーカー様の様に弊社の製品を機械に組みこまれる場合は仕入れ業者様をご指定の上ご連絡下さい。


Q29「水とりくん」の金額はどのくらいですか?

¥16,000~ 流量によって異なります。(送料別途)がこのタイプ「ノンフィルタ」では最も安価な金額です。


Q30「水とりくん」の納期は注文してどのくらいになりますか?

大量な数の御注文でない限り、受注後3日以内(土・日・祭日を除く)に出荷といたします。ただし、TELにて確認していただければ幸いです。


Q31「水とりくん」「油とりくん」「湿気とりくん」はどのような機械機器に多く使われていますか?(水とりくん単体及びエアーのレベル「ろ過度」で組み合せて使用します)

空気圧で作動する機械機器はすべてニーズがありますので千差万別です。
ただ空気清浄化レベルでみれば「水とりくん」はどんな場所でも必要とされます。
(例) 制御弁・アクチュエータ駆動・噴霧潤滑・工業機械・塗装・清掃・電子・医療・印刷・乾燥・食品工業機械、他


Q32「水とりくん」「湿気とりくん」の違いは何ですか?

「水とりくん」粒径(水滴)のある水分をサイクロンで比重の差で分離除去する。
「湿気とりくん」気化(気体)した水分を分離除去(パージ)し乾燥空気を出口より排出する。
・・・大気圧露点等の指定(目標)がある場合に有効
「湿気とりくんフィルタ」はフィルタで0.01ミクロンまでの水滴を捕集し除去する


Q33クリーンルームで使用するエアーには何を取付けたら良いですか?

エアーの清浄化レベルがわかりませんが、「水とりくん+油とりくん」又は「水とりくん+油とりくん+湿気とりくん」を推奨します。


Q34他社同様製品ではサイクロン方式で除湿清浄機器と記述してある機器を見ますが、除湿も可能ですか?

「水とりくん」での性能実験で通過前のエア現状湿度が「水とりくん」を通過させるとかなり湿度は下がります。鏡面にエアーを吹きつけても曇りません。
その意味では除湿しているとも言えます。
しかし完全な乾燥空気ではありませんので、弊社は湿気という内容は「湿めり気を含んだ気体」ということで、連続除湿の湿気とりくんと機器を分けています。
「湿気とりくん」は乾燥空気の表現の大気圧露点で選定できます。
こうした「湿り気を含んだ気体」を除去する機器を弊社では除湿清浄機器としています。


Q35「油とりくん」の小型(省スペース)の製品で安価なものはありますか?

総合カタログには掲載されてない製品ですが、プラスチックボディの製品があります。「水とりくんSD-150」「湿気とりくん」等に連結して使用する内容です。
※2004年5月発売「あん芯くん」という製品名で出荷しております。


Q36現在どれくらい市場にでていますか?

約40,000個くらい(2003年6月)ですが、注文個数は伸びています。
寒暖の差のある地域(結露が多い)ほど多く利用されております。


Q37海外でも手に入りますか?

海外では「マジックエアー」という商品名で出しています。
東南アジア・中国には弊社グループの拠点がありますので対応可能です。